野生医師@経済的自立を目指す勤務医

お金にこだわらず、趣味で勉強しながら医師をするために経済的自立を目指しています。年利10-20%を目標に運用しています。2020年は資産所得300万円/年を目指します。

書評

【書評】感染症の世界史:賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ

コロナウイルス感染症について、様々な意見が出ています。 正直まだまだ分からないことが多く、確実なことは何もありません。 抗体検査、抗原検査、PCR検査など様々な検査方法がありますが、精度もまだ高くありませんし、どのように使うかは目的によります。…

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ★★★★

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ (PHP文庫) 作者: 糸井重里,邱永漢 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2015/08/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 糸井重里氏と、「金儲けの神様」と呼ばれた邱永漢(きゅうえいかん…

【書評】★★★★不動産投資の最大公約数がわかる本。最初に読むにはおすすめ

不動産投資の本のご紹介です。 書籍情報 感想 購入前の注意点 購入後の注意点 書籍情報 タイトル:『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』 1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動…

【書評】勤務医に不動産投資は追い風。だがその前に読むべき本

やってはいけない不動産投資 (朝日新書) 作者: 藤田 知也 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2019/05/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 不動産投資の悪徳業者にフォーカスして、その手口を書いた本。 特に、不動産投資でカモにされや…

【書評】法人設立の利点を知りたいならこの本

私は、勤務医の人たちはみんな法人を作ったほうがいいと考えています。 yaseidoc.hatenablog.com ざっくりまとめるなら以下です。 yaseidoc.hatenablog.com 最近読んだなかで、これをわかりやすくまとめてある本を見つけました。 貧乏はお金持ち 「雇われな…

【書評】椅子から立って歩こう『サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃』

この本は面白かった。 皆さんは、椅子がいつ広まったかご存知ですか? なんと18世紀のビクトリア朝のときです。 産業革命後の工場労働によって、長時間労働を可能にするために椅子が広まりました。 このときって諸々社会の転機点ですね。 社会が豊かになった…

【書評】読んだら忘れない読書術★★

読んだら忘れない読書術 樺沢紫苑【まとめ】30分で読める本。おもしろいが再読はない。【筆者紹介】筆者は精神科医。大量の書籍・論文を読み講演をこなす情報処理術を公開する、というスタンスです。【感想】ポイントは以下の3つです。・1週間に3回アウトプ…

【書評】地域に希望あり――まち・人・仕事を創る★★★

地域に希望あり――まち・人・仕事を創る (岩波新書) 大江 正章【まとめ】資料として読む本。所要時間は2時間弱。被災地についての記述が秀逸。【筆者紹介】1957年神奈川県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。ジャーナリスト・編集者。現在、出版社コモンズ代表…

【書評】「お迎え」されて人は逝く★

(066)「お迎え」されて人は逝く: 終末期医療と看取りのいま (ポプラ新書) 奥野 滋子 (著)速読系。2015年8月3日と、最近出た本です。筆者は緩和ケア科の医師で、これまで2500人をお看取りされたと言う。その経験にもとづいて、現代の死生観について多方面から…

【書評】誰が「知」を独占するのか★★★

書籍、芸術作品などすべてのものをデジタルアーカイブ化するという試みについて書かれています。アーカイブ化の役割が書いてあります。まずは、知の共有です。災害時の成功事例、失敗事例もそうです。東日本大震災で、GoogleやYahooが連携してアーカイブを作…

【書評】21世紀の自由論★★

Amazonプライムで無料で読めるため、読んでみました。「社会の外から清浄な弱者になりきり、穢らわしい社会の中心を非難する」という筆者の言葉は面白いです。コメンテーターや有識者などの意見が、なんとなく他人事のような感じを受けていましたが、それを…

【書評 】人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか★★★

人口学という学問分野があることを知っていましたか?私は初耳でした。人口予測は、様々な未来予測のなかで、最も正確なものの一つとされています。戦争などが起きない限り死亡率が数年で大きく変化することはありません。さらに、出生率の予測も経年変化が…

【書評】ネアンデルタール人は私たちと交配した★★★

ネアンデルタール人は私たちと交配した (スヴァンテ ペーボ)一言で言うと、面白い。もう一言つけくわえるなら、長い。筆者は、考古学と分子生物学を交差させた第一人者のようです。そのおかげで、博物館に無造作に置かれた化石や骨格標本が、過去のDNAが蓄…

【書評】2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略★★★

2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略 (小室淑恵, 駒崎弘樹)病児保育のためのNPO法人フローレンスの代表理事駒崎弘樹氏と、多用な価値観を受け入れられる社会をめざす株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役の小室淑恵氏との対…

【書評】地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減★★★

地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減(増田 寛也)増田レポートの特徴は、人口の自然減少に加えて、社会的な人口移動をシミュレーションに含んだことです。これにより、多くの地方が消滅するという衝撃的な「未来」を描き、注目を浴びました。 筆者は、こ…

【書評】残酷な20年後の世界を見据えて働くということ★★

残酷な20年後の世界を見据えて働くということ(岩崎 日出俊)タイトルをつけるのが上手だなと感じました。自分のいる業界が将来どうなるのか、常に予想しながら働きなさい。そのためには投資家の視点でその業界を捉えることが重要だ、というのが主な内容です…

【書評】ゼロ葬★★

0葬 ――あっさり死ぬ(島田 裕巳)かなり挑発的なタイトルです。マジメな宗教観を持っている方は、読まないほうがいいでしょう。日本人的なというか、ぼんやりした宗教観の方であれば、読んでみるといいかもしれません。筆者は、「葬式なんていらない」という…

【書評】ふしぎなイギリス★★★

ふしぎなイギリス (講談社現代新書)イギリスという、議会制民主主義を生み出しながら世襲制の君主制を維持する、独特な国の特徴について書いた本です。現在でも、国王は下院に入らない、首相が定期的に国王と会談する、など驚くほど伝統が守られています。ブ…

老人漂流社会★★★

2013年にNHKによって放映された番組の取材録です。高齢社会のなかで、どのように死ぬか。死に場所はどこに見つけるのか。高齢者の低所得層はホームレス化する人もいますし、入院しても退院先が見つからない人もいます。結果、ひとりきりで誰にも看取られずに…

アルゴリズムが世界を支配する★★★

アルゴリズムが世界を支配する好きな人は好きな話。人工知能の話です。チェスで、パソコンが人に勝ったのは有名な話です。将棋はもうすぐでしょうし、囲碁もアマチュアレベルではかなり強いレベルに来ているようです。音楽などの芸術でさえも既に分析が進ん…

理系のためのクラウド知的生産術―メール処理から論文執筆まで ★

・・・これは、読まなければ良かった。この手の本は何かのヒントが隠されてるかなあと思って読むのですが、さすがに世代差を感じます。Evernoteを駆使するとか参考文献をクラウド上に保存するとか、そんなの常識でしょう。普段からEvernoteやgoogle driveを…

はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本★★

はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本株初心者にはいいかもしれません。斜め読みでかまいません。さっと読みましょう。そして、次の本に進みましょう。何事もそうですが、まずは始めてみることだと思います。5万円でも買えるものはありま…

村上式シンプル英語勉強法★★★

村上式シンプル英語勉強法Googleアメリカの副社長兼日本社長となった筆者が実践した英語勉強法です。とても短い本ですのでサラッと読めます。単語はひたすら毎日単語帳を見るのは実践困難かなあと思いますが、読むことに関して、新聞をさっと読んで「書かれ…