【書評】2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略★★★
2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略 (小室淑恵, 駒崎弘樹)
病児保育のためのNPO法人フローレンスの代表理事駒崎弘樹氏と、多用な価値観を受け入れられる社会をめざす株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役の小室淑恵氏との対談本です。
この二人の対談ですので、予想通り新しい価値観を持ったライフスタイルを提唱しています。
私は、いわゆる「ゆとり世代」に分類される人種のため、彼らの考え方には賛同するところも多いですが、彼ら自身が現在のスタイルを確立するまでには、途方も無い戦いがあったのだと思います。
大黒柱などという考え方は古いですし、甲斐性がない、といった言葉も消え行くでしょう。
今後、女性の社会進出・自立が進むのは当然です。
医師でも、現在の医学生の40%が女性だという統計もあります。
30年前が10%程度であったことを考えると隔世の感があります。
女子医学生たちは、よく妊娠して家庭に入ってしまう人が多いために医局に入れてもらえないだとか、入学試験でも男子が優先されるという話を聞きます。
この状況を筆者たちが聞いたらどう思うだろうな、と感じます。女性が妊娠・出産するのは当然で、その後のキャリアを築けないことが問題です。医師は、現時点では資格職ですので、本来は働き方も自由に選びやすい仕事のはずです。
しかし現実には、「当直をしてくれないと困る」、「手術をできない奴はいらない」などと、医局側で選り好みをしています。いまだに終身雇用、年功序列の価値観が染み付いているのが医療界です。
この医師不足の時代、女性医師の力を最大限活用できるようにするには、多様な働き方を許容する以外に答えはないはずです。
病児保育のためのNPO法人フローレンスの代表理事駒崎弘樹氏と、多用な価値観を受け入れられる社会をめざす株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役の小室淑恵氏との対談本です。
この二人の対談ですので、予想通り新しい価値観を持ったライフスタイルを提唱しています。
私は、いわゆる「ゆとり世代」に分類される人種のため、彼らの考え方には賛同するところも多いですが、彼ら自身が現在のスタイルを確立するまでには、途方も無い戦いがあったのだと思います。
大黒柱などという考え方は古いですし、甲斐性がない、といった言葉も消え行くでしょう。
今後、女性の社会進出・自立が進むのは当然です。
医師でも、現在の医学生の40%が女性だという統計もあります。
30年前が10%程度であったことを考えると隔世の感があります。
女子医学生たちは、よく妊娠して家庭に入ってしまう人が多いために医局に入れてもらえないだとか、入学試験でも男子が優先されるという話を聞きます。
この状況を筆者たちが聞いたらどう思うだろうな、と感じます。女性が妊娠・出産するのは当然で、その後のキャリアを築けないことが問題です。医師は、現時点では資格職ですので、本来は働き方も自由に選びやすい仕事のはずです。
しかし現実には、「当直をしてくれないと困る」、「手術をできない奴はいらない」などと、医局側で選り好みをしています。いまだに終身雇用、年功序列の価値観が染み付いているのが医療界です。
この医師不足の時代、女性医師の力を最大限活用できるようにするには、多様な働き方を許容する以外に答えはないはずです。
女性で働いている方などは、読むと参考になる方が多いかと思います。