【書評】感染症の世界史:賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ
正直まだまだ分からないことが多く、確実なことは何もありません。
抗体検査、抗原検査、PCR検査など様々な検査方法がありますが、精度もまだ高くありませんし、どのように使うかは目的によります。
無症状の人に対して使ったところで潜在的な感染者が炙り出せるわけではないですし、今のところ使う意義はなさそうです。
感染の広がりにしても、無症状、有症状の患者どちらが感染拡大に影響が出るのかも意見が割れています。
なので、コロナに関して断定的な意見を言える人は誰もいません。
そのような情報に出会っても混乱するだけです。
今のような状況では、過去の感染症の歴史を知ることが重要と考えています。
過去、スペインかぜ、天然痘など、コロナウイルスを超える規模で広がった感染症は多数あります。
そのような病気がどのような影響を人間世界に及ぼしたか、そしてどのように人間と共存していったかを知ると、今後のおおまかな予想がしやすくなります。
感染症に絞って書いた本書は、流れが追いやすくおすすめです。