野生医師@経済的自立を目指す勤務医

お金にこだわらず、趣味で勉強しながら医師をするために経済的自立を目指しています。年利10-20%を目標に運用しています。2020年は資産所得300万円/年を目指します。

ピケティを知っても投資しないバカ

ピケティの『21世紀の資本』は少し前のベストセラーです。

21世紀の資本

21世紀の資本

 

これを読んでも、または内容を知っていても、医師でまだ投資していない人がいるのは信じられません

 

医師を例にとると、個人のキャリアでもr>>gが成立します。

というのは、医師の給与は勤務医をしている限り大体2000万円で 上限が来るからです。

病院を選べば、30代後半〜40代前半で到達する所得レベルです。

キャリアスタート時点で病院を選べば研修医の時点で1000万円をもらえる病院もあります。

15年で100%上昇とすると、年間所得上昇率は5%です。 

一方で、資産所得上昇率は年利10%で運用すればr=10%です。

 

つまり、早めに給与所得を資産所得の原資に回すことが、所得の安定につながります。

例えば、以下の条件を考えます。

  • 給与所得の1/5を原資にまわして、それを年利10%で運用する
  • 給与所得が年間5%で上昇し、2000万円で上限となる

この条件で24歳から始めると、45歳で投資所得が2000万円を超えます。

45歳と言えば、そろそろ当直も辛くなってくる頃です。

これまでは年功序列で所得が上がってきた医師も、そろそろ能力給になるはずです。

そのとき、体力が落ちてくる40代の収入が安定するとは思えません。

医師の収入は診療報酬、つまり患者を診療してなんぼです。患者を診療できない、入院患者をたくさん診療できない医師の給料は低くて当然です。

これまでは外来診療が優遇されていたので、開業医になれば安泰という時代もありましたが、社会保障費増大の現在そのような選択は厳しいでしょう。

 

この春卒業する医師の方々、ぜひ初任給で投資を体験してみましょう。

自分なりのスタイルを確立できれば、体力が落ちてきたときに所得の下支えになるはずです。