野生医師@経済的自立を目指す勤務医

お金にこだわらず、趣味で勉強しながら医師をするために経済的自立を目指しています。年利10-20%を目標に運用しています。2020年は資産所得300万円/年を目指します。

【論文】居眠り運転を起こしやすいドライバー1/5

居眠り運転を起こしやすいドライバーは五種類いるといわれています。

まずは10代など若年層の運転手。
四千以上の居眠り運転を分析したところ、一六歳から二四歳までの、特に男性が、半分以上を占めていました。
若年物の運転手は以下のような特徴があります。

①慢性的な睡眠不足

②飲酒運転

③家から学校までの朝・夕方や、パーティー後の深夜・週末など、眠くなりやすい時間帯の運転

④未発達な前頭前皮質前頭前皮質は実行機能(executive function)と呼ばれる機能を司っており、これが未発達だとADHDなどの実行機能障害が起きます。運転との関わりでは、多くの情報があるなかで選択的に判断し、決定することが困難となります。

⑤睡眠不足による影響を受けやすい:通常、若年者は高齢者よりも反応が早いですが、睡眠不足に陥ると若年者は高齢者よりも反応が遅くなります。(高齢者は、睡眠不足による反応速度の低下が比較的少ない)

参考文献
Pack, A.I., et al., Characteristics of crashes attributed to the driver having fallen asleep. Accid Anal Prev, 1995. 27(6): p. 769-75.
Carskadon, M.A., Patterns of sleep and sleepiness in adolescents. Pediatrician, 1990. 17(1): p. 5-12.
Philip, P., et al., Age, performance and sleep deprivation. J Sleep Res, 2004. 13(2): p. 105-10.