【NEJM】院外で心停止した児童への低体温療法

Therapeutic Hypothermia after Out-of-Hospital Cardiac Arrest in Children
院外で心停止した児童への低体温療法

低体温療法は、成人へのエビデンスは割とある治療法です。
目撃者がいる意識がない成人で、最終確認の心電図がVFやVTのときに奏功率が高い、とかなんとかだったかと。

それを小児に応用しようとした研究です。

＜内容＞ 18歳以下の意識障害児童を対象に低体温療法（33℃）を行ったが、普通の体温（36.8℃）で治療を行った場合と比べて1年後における死亡率の有意差はありませんでした。 

＜経済情報＞
NIHLBというアメリカのNIHの下部組織が研究費を出しています。公的な研究費によるものも結構あるんですね。
ちなみに低体温治療をするときに用いるArctic Sunを作ってるのはMedivanceという企業です。
少し調べましたが、ほぼArctic Sunくらいしか作っていないようで上場しているかもわかりません。投資価値も低そうです。