野生医師@経済的自立を目指す勤務医

お金にこだわらず、趣味で勉強しながら医師をするために経済的自立を目指しています。年利10-20%を目標に運用しています。2020年は資産所得300万円/年を目指します。

【お得】MUFGプラチナアメックスの還元率を真剣に計算してみた

今日は、私がメインで使用しているMUFGプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのポイントについてご説明します。

簡単にいうと、MUFGプラチナAMEXは、ポイントが成長するクレジットカードです。
基本ポイントは利用額1000円あたり1ポイントです。
そして、以下のポイントアップが設定されています。

・前年利用額が100万円を超えると、次の年には基本ポイントが50%増加します。
・会費を払ったり、年間利用額50万円を超えるなどで優遇マーク★がたまり、5個たまるとポイントがアップします。手っ取り早くいうと、最短三年間で前年の基本ポイント20%がプレゼントされます。

まとめると、最大で、基本ポイントが1000円あたり1.7ポイントもらえます。(最低でカード取得3年後)

さて、ポイントからマイルですが、1ポイント8マイルで交換可能です。
つまり、1000円あたり13.6マイル、還元率は1.36%(マイル/円)となり、JALカードを凌駕します。

ここまではいいのです。問題はマイル以降の際に手数料がかかること。
なので、どれくらい元がとれるのか計算していきます。

マイレージプログラムの参加年会費が3240円、移行手数料が6480円です。
移行してすぐ退会してもいいそうです。
ポイント移行をなるべくまとめて年会費を払う回数を減らすと、マイル移行手数料のトータルを下げることが出来ます
移行できるポイントの上限は1900ポイントです。つまり、約140万円使うと上限です。
かかる費用は、最大で9720円ですが、何度も移行していれば、1回あたりの費用は6480円に近づきます。

これをどう捉えるか、です。

非常に難しいのですが、以下のように考察してみます。
まず、比較対照として選ぶのはJGCクラブAゴールドカード。
アメックス・プラチナよりは格が落ちますが、比較しやすいためこのカードにします。
私は家族カードも必要なため、クラブAゴールドですと、年会費は34560円かかります。

ポイントを3年間の有効期限でどれくらい貯められるかによって場合分けします。
計算しやすいように、140万円使うと1900ポイント(15,200マイル)として計算します。

(1)3年間で280万円使う場合
月に10万円も使わない場合です。

この場合、マイルに2回移行するため、移行費用は
3240+6480×2=16200円
もらえるマイルは15,200×2=30400マイル

JALカードの場合、もらえるマイルは28000マイル

従ってJALカードとの比較では、
かかる費用
AMEX…21600(年会費)×3+16200=81,000円
JALカード…34560円×3=103,680円
マイル
AMEX…30400マイル
JALカード…28000マイル

結論・・・AMEXのほうが費用が-22,680円、マイルが+2,400マイルという結果です。
これは検討に値するカードと言えるでしょう。

(2)3年間で840万円使う場合
月に20万円強使う場合です。

マイルには6回移行できますので移行費用は
3240+6480×6=42,120円
もらえるマイルは15,200×6=91,200マイル

JALカードとの比較では
かかる費用
AMEX…21600(年会費)×3+42,120=106,920円
JALカード…34560円×3=103,680円
マイル
AMEX…91,200マイル
JALカード…84,000マイル

結論・・・AMEXのほうが費用が+3,240円、マイルが+7,200マイルという結果です。
まあ、これも許容範囲と言えるでしょう。

(3)極端な例ですが、3年間で1680万円使う場合
月に45万円くらい使う場合です...。

この場合、JALカードとの比較では
かかる費用
AMEX…21600(年会費)×3+81,000=145,800円
JALカード…34560円×3=103,680円
マイル
AMEX…182,400マイル
JALカード…168,000マイル

結論・・・AMEXのほうが費用が+42,120円、マイルが+14,400マイルという結果です。


いかがでしょうか。
このカードに限りませんが、ポイントの移行手数料は、
ポイントが貯まれば貯まるほど割が悪くなるというのが欠点です。

MUFGカードも、メインでガンガン使って欲しいカードにしたいなら、多少固定費を上げてでもマイル移行の都度手数料はなくした方がいいのではと思います。

ちなみに、JGCアメックス・プラチナと比較した場合は、もう少しMUFGアメックスのほうが有利です。
以上からでる結論は、
MUFGアメックスプラチナはマイルの還元率はいいが、使い過ぎると費用対効果が下がる。

やはり、JALカードのサブとしての立ち位置が最も適しているようです。

※追記(2016/5/19)
この記事を書いたあと、自分なりにいろいろ考えた結果、MUFGカードはメインカードとして使用するのが一番だと考えるに至りました。
(2)レベルだと1マイルあたり1円以下ですし、マイルをビジネスクラス航空券に交換することを考えると、(3)でも悪くない還元率です。
さらに、JALでマイルを獲得するよりも、MUFGのポイントにしておくことで、マイルの期限をさらに伸ばすことができます。
したがって、大量のマイルをまとめて交換したければ、MUFGプラチナがベストだと思います。
このカード、やけにネット上ではマイナーなのですが、それはきっとアフィリエイトに積極的ではないからなのでしょう。
ここまで詳しく解説しても、MUFGカードの広告はありません。