野生医師@経済的自立を目指す勤務医

お金にこだわらず、趣味で勉強しながら医師をするために経済的自立を目指しています。年利10-20%を目標に運用しています。2020年は資産所得300万円/年を目指します。

がん死亡減少目標“現状では達成できず”

がん死亡減少目標“現状では達成できず”
国は、がん対策基本法に基づき策定した「がん対策推進基本計画」で、ことし末までの10年間にがんで死亡する75歳未満の人を20%減少させるという目標を掲げています。
ところが、これまでがんで死亡した人の数から国立がん研究センターが推計したところ、現状のままではがんで死亡する人は17%の減少にとどまることが分かりました。
計画では、がんを早期に発見し治療につなげるために、胃がんや肺がん、乳がんなど5つのがんについて検診の受診率を50%に向上させることも目標にしていますが、いずれも30%から40%程度にとどまっているということです。
厚生労働省は、今後専門家の意見をききながら目標の達成に向けてがん検診の受診率の向上や喫煙率の低下、それに診療体制の整備などの対策を強化したいとしています。

---ここまで引用

がん検診は非常に大事だけど、この記事にツッコミを1つ。

エビデンスがある(意味のある)がん検診かどうかをはっきりさせよう、と。

胃がんや肺がん、乳がんなど5つのがんについて検診の受診率を50%に向上させる」
は・・・肺がん検診??エビデンスないです。低線量CTのこと言ってるとしても、あんなの受診率50%が達成できるほどのキャパシティありません。しかも高いし。
どのがんが検診可能で、どの検査に意味があるのかはっきりさせないからこそ、変なドックが流行るんでしょう。

意味のあるがん検診についてまとめました。
これ以外の検診は、やっても死亡率を下げる効果は示されていません。

「効果のあるがん検診」のまとめ―前編
「効果のあるがん検診」のまとめ―後編