【Lancet】イギリスの寿命は伸びていく
Lancet. 2015 Apr 29. pii: S0140-6736(15)60296-3. doi: 10.1016/S0140-6736(15)60296-3. [Epub ahead of print]
The future of life expectancy and life expectancy inequalities in England and Wales: Bayesian spatiotemporal forecasting.
<内容>
ベイズ統計を利用して、今後のイギリス(イングランド&ウェールズ)の寿命がどうなるかを予想した論文です。
2012年に生まれたイングランド、ウェールズ住民の平均寿命は、男性で79.5歳、女性で83.3歳です。
2030年には、男性で85.7歳、女性で87.6歳にまで上昇すると予想されました。
<感想>
この研究は、UK Medical Research Council, Public Health Englandによって資金提供されています。
いずれも国営のグループです。
イングランド&ウェールズってスコットランドは外すのねw
せっかくなんだからスコットランドも含めて英国で解析して欲しかった。
スコットランドは、行政統計も形式が異なったり、入手方法が異なったりで、同じ分析はできないということでしょうか。
こんなところからも、英国内にスコットランドがある微妙さが見えてしまいます。
面白い図があったので、リンクをはっておきます。
Life Expectancy in England & Wales
Imperial College of Londonが公表した、平均寿命を記載した地図です。
平均寿命が若い地域は、いつの時代でも相対的に若いです。
所得や教育レベルとの関連がありそうです。