子供の面倒をみない日本国
国立大授業料値上げを 財政審 救急搬送有料化も提案
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051202000125.html
正直、読んで頭がクラクラしてしまった。
国立大の値上げ!小中学校の教員の削減!
少し冷静になろう。まずは一次資料を集めるところから。
財政制度等審議会の資料
財政制度等審議会と、要はどうやったら節約できるかを話すところのようです。
どうせなら節約審議会という名前にすればいい。
いっそ「そこまで節約して委員会」でもいいかもしれない。
まずは大学の項から。
・生涯賃金は学歴が高くなるにつれ増加する傾向。大学を卒業した者は入在学時に要する費用に比 して、受ける恩恵が非常に大きい。
なるほど。
大学を卒業したらたくさん稼げるんだから初期投資くらいしてくれねえかという論理ですか。
それなら奨学金を充実させる話もセットにしないとね。
問題はその次
・ 国立大学と私立大学の授業料を比較した場合、国立大学の授業料は私立大学の概ね6割程度の水準となっている。
!?
資料では次のページがすでに「イギリスの授業料改革」になっているので、
このページが授業料アップ理論の拠り所になるはず。
つまり、
私学の方が高いんだから国立もあげないとね。
いやいやいや。国立の存在意義は??
あと、もう一点。
イギリスの奨学金制度の内容も入れずにイギリスの教育について議論するなんて、
片手落ちすぎる。というか、絶対知ってて無視してる。
イギリスは実質無利子での奨学金が充実している。
でも、人気の奨学金をとるのは蓋をあけると高所得層ばっかりだったりして、それが問題になっている。
つまり、授業料を上げて奨学金でフォローするというやり方では、結局苦学生は救われない。
むしろ、あらゆる教育機会に恵まれた高所得層が結局得をしてしまう。
そりゃそうでしょう。例えば、800万円 返済いらずの超優良奨学金があったとする。
金持ちはその奨学金をとるために200万円の奨学金対策の予備校に通う事ができる。
対して貧しければ、まず受験に合格するので精一杯。
じゃあ所得を調べて...などと言われるが、高所得層だってバカじゃないからなんだかんだ見かけ上は工夫するでしょう。
そうすると、所得やら家族構成やら、いろんなことを奨学金を出す側が調べないといけなくなって、結局そのコストと奨学金、授業料をあわせると、トータルのコストは決して安くならない。
イギリスの奨学金制度
あと医学部でいうとね、現在順天堂大学の勢いがすごい。
私学のなかで偏差値が慶應の次と言われている。
あそこは経営改革で黒字になって、まずしたことは授業料を安くした。
そうすると学生の質が格段に上がって、そこからの勢いは素晴らしい。
結局、将来へ投資できるかどうかなんだと思う。
こうなったら、海外で子育てした方がよっぽど子供のためなんじゃないかと思う。
何より気になったのが、
財務省さん、少子化前提で話進めてんじゃねーよ、と。
まずはあんた方が少子化対策にここまで使いましょうと言わないと。
減りゆく子供同士で競争してイノベーション?ふざけてるの?
ちょっと興奮して太字など使ってしまった。今日はここまで。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051202000125.html
正直、読んで頭がクラクラしてしまった。
国立大の値上げ!小中学校の教員の削減!
少し冷静になろう。まずは一次資料を集めるところから。
財政制度等審議会の資料
財政制度等審議会と、要はどうやったら節約できるかを話すところのようです。
どうせなら節約審議会という名前にすればいい。
いっそ「そこまで節約して委員会」でもいいかもしれない。
まずは大学の項から。
・生涯賃金は学歴が高くなるにつれ増加する傾向。大学を卒業した者は入在学時に要する費用に比 して、受ける恩恵が非常に大きい。
なるほど。
大学を卒業したらたくさん稼げるんだから初期投資くらいしてくれねえかという論理ですか。
それなら奨学金を充実させる話もセットにしないとね。
問題はその次
・ 国立大学と私立大学の授業料を比較した場合、国立大学の授業料は私立大学の概ね6割程度の水準となっている。
!?
資料では次のページがすでに「イギリスの授業料改革」になっているので、
このページが授業料アップ理論の拠り所になるはず。
つまり、
私学の方が高いんだから国立もあげないとね。
いやいやいや。国立の存在意義は??
あと、もう一点。
イギリスの奨学金制度の内容も入れずにイギリスの教育について議論するなんて、
片手落ちすぎる。というか、絶対知ってて無視してる。
イギリスは実質無利子での奨学金が充実している。
でも、人気の奨学金をとるのは蓋をあけると高所得層ばっかりだったりして、それが問題になっている。
つまり、授業料を上げて奨学金でフォローするというやり方では、結局苦学生は救われない。
むしろ、あらゆる教育機会に恵まれた高所得層が結局得をしてしまう。
そりゃそうでしょう。例えば、800万円 返済いらずの超優良奨学金があったとする。
金持ちはその奨学金をとるために200万円の奨学金対策の予備校に通う事ができる。
対して貧しければ、まず受験に合格するので精一杯。
じゃあ所得を調べて...などと言われるが、高所得層だってバカじゃないからなんだかんだ見かけ上は工夫するでしょう。
そうすると、所得やら家族構成やら、いろんなことを奨学金を出す側が調べないといけなくなって、結局そのコストと奨学金、授業料をあわせると、トータルのコストは決して安くならない。
イギリスの奨学金制度
あと医学部でいうとね、現在順天堂大学の勢いがすごい。
私学のなかで偏差値が慶應の次と言われている。
あそこは経営改革で黒字になって、まずしたことは授業料を安くした。
そうすると学生の質が格段に上がって、そこからの勢いは素晴らしい。
結局、将来へ投資できるかどうかなんだと思う。
こうなったら、海外で子育てした方がよっぽど子供のためなんじゃないかと思う。
何より気になったのが、
財務省さん、少子化前提で話進めてんじゃねーよ、と。
まずはあんた方が少子化対策にここまで使いましょうと言わないと。
減りゆく子供同士で競争してイノベーション?ふざけてるの?
ちょっと興奮して太字など使ってしまった。今日はここまで。