【Lancet】WHOによる禁煙の分析
Lancet. 2015 Mar 14;385(9972):966-76. doi: 10.1016/S0140-6736(15)60264-1.
Global trends and projections for tobacco use, 1990-2025: an analysis of smokingindicators from the WHO Comprehensive Information Systems for Tobacco Control
WHO加盟国は、「2025年までに15歳以上の国民の喫煙率を2010年より3割減らす」ことに合意しているそうです。そんなことが可能なのか、調べた論文です。
【結果】
2000年から2010年までの10年間で、男性喫煙率が減少したのは173国のうち125国、女性は156国でした。このままだと、男性では37国、女性では88国しか目標を達成できないということです。
このままの禁煙対策が続くとすると、2025年には世界の喫煙者が11億人に達すると推定されています。
しかも、アフリカの男性や、地中海東岸の地域にいる男女では、喫煙率が上昇するしているそうです。