野生医師@経済的自立を目指す勤務医

お金にこだわらず、趣味で勉強しながら医師をするために経済的自立を目指しています。年利10-20%を目標に運用しています。2020年は資産所得300万円/年を目指します。

【書評】不動産投資 1年目の教科書★★★

不動産投資 1年目の教科書: 玉川 陽介

【まとめ】
所要時間は30分。
不動産投資なるものを大づかみで捉えるには面白い本。

【筆者紹介】
玉川 陽介
不動産会社「コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ株式会社」の社長。不動産に関する図書多数です。

【感想】
現在は相場がやや上がっているため、いまから不動産投資に踏み切る人は少ないでしょう。
単純に、不動産とはどのようなものなのか、知っておこうと思って手にとりました。
地方創生などを考えても、住宅事情は知っておくべき内容です。

この本は最初に読む本としてはわかりやすく、面白いです。
筆者は1棟マンションへの投資をすすめています。
空室リスクなど安定するからとのことです。

不動産投資とは、自己資金を元に融資を受け、レバレッジを利かせることで利益を生むモデルなのですね。
毎月の家賃収入で生活するとおもいきや、それはほぼ返済で消えるのが定石みたいです。
したがって、利回りが6%を切ると物件の値上がりなしには利益が生まれなくなる、とのこと。

「一棟マンション投資においては表面6%を下回るとバブルのサイン」というのは参考になります。

高松市の例が面白いです。
土地の所有権、利用企図の変更などを柔軟化して街の活性化に成功したと言われているところです。
しかし、不動産の観点から見ると、都市の中心地が空洞化して、郊外の農地が住宅地化した。それに伴い、中心地の地価はかなり下がってしまったと指摘されています。

ものごとは何でもオモテ、ウラがあるものだと思います。