【徳井脱税】悪質とはいっても一般的な意味とは違う
芸人の徳井さんが、脱税で活動自粛となりました。
彼の報道を見ると、「悪質な脱税」という言われ方をしています。
これはおそらく税務署から見たら悪質だと思います。
しかし、一般的な「悪質な脱税」ではないと私は思っています。
税務署からの視点としては、何度も催促の郵便物を送っても必要な手続きをしない、何もしてくれない、そういう意味で悪質です。
一方で、「悪質な脱税」として一般的な人が抱くイメージはなんでしょう?
納税したくないために、海外に資金を逃がすなど色々な工作をする、などこれがイメージではないでしょうか?
私がまずこの報道を見たときに思ったのが、「なんのために会社を作ったの?」でした。
芸人は個人事業主なので、法人設立すれば節税する方法はたくさんあります。
なのに、無申告で3年間も放置していたなんて、もったいなすぎます。
本当に、守銭奴というか、いわゆる「悪質な脱税」をするようなタイプであれば、無申告で放置することはありえません。
だって、無申告で放置は間違いなくアウトです。プライベートな支出を計上するなども悪いことですが、修正申告を済ませるなどすればここまでの問題にはならなかったでしょう。
そして、本当に悪質な脱税であればもっと巧妙にするはずです。
本当は、若手芸人などにお金を払って、役所の届け出などをやってもらう秘書の役割をしてもらったら良かったのかもしれません。
取り返しのつかない騒動にはなりましたが、これが「悪質」と報道することには違和感を感じるため、この記事を書きました。
どちらかというと、「ポカすぎる脱税」と表現すべきでしょう。
皆さんはきっちりと税金を納めてくださいね。
私も、分からないことは税理士さんに相談しています。
あとで大金を失う前に、専門家に相談しましょう。