【FX自動売買】原資金の計算方法
本日はFX自動売買の原資計算について説明します。
FX自動売買の仕組みは、単なるドルコスト平均法を繰り返すだけです。
FX以外の投資商品についてはむかし、考察しています。
若い方が投資するならFXが一番です。レバレッジがかけられるので。
自動売買には様々なアルゴリズムがあります。
しかし、どんな相場にも適したアルゴリズムというのはありません。
シンプルに相場の変動で稼ぐほうがほったらかしできるので私は有利と考えています。
原資の計算方法
重要なのが、原資金の計算方法です。
とはいえ、単純です。
まず考えることは、
ア: 自分が想定する最大円高の相場(円高にどれだけ振れるか)
イ: 現在の相場、または最大円安の相場
これだけです。
たとえば、
ア: 1ドル=75円
イ: 1ドル=110円
と想定するならば、35円の変動幅への準備が必要です。
私の場合は、FXをほったらかすのが目的ですので、
ア: 1ドル=80円
イ: 1ドル=120円
として40円の変動幅を想定しています。
0.5円ごとにトラップをしかけるので、
最大81本のトラップ(80円買い、80.5円買い、…119.5円買い、120円買い)をしかけることとなります。
以降、買いポジションをL(ロング)と略します。(80円買い→80円L)
必要な原資計算は2つに分かれます。
①最低価格まで下落したときの含み損
まず、自分の想定する円高に下落したときに抱える含み損を計算します。
120円から買い進めて80円まで円高になったとき、各ポジションの抱える含み損は、
120円L→40円×1000(取引通貨単位 最小が1000です)
119.5円L→39.5円×1000
…
80円L→0円×1000
これを合計するのは単なる等差数列の和です。
計算すると162万円です。
②必要証拠金
各ポジションの必要証拠金の合計です。
この場合も、120円→80円まで下落したときがポジションが多く最も証拠金が必要です。
これは80円×1000×41/25=13.1万円です。
基本的に①>>②です。
海外FXもあり
海外FXを使えば②をより小さくできますし、ゼロカットで追証の心配もいらないのでリスクは多少減ります。
原資を少しでも小さくしたい、レバレッジを大きくかけたいという方は海外FXがおすすめです。
私もXM, Axioryなどを使っていました。法人で行うなら、現在はAxioryがおすすめです。
XMは現在法人口座を受け付けていません。
私は②のコスト差は微々たるものですし、スワップポイントの分も無視できないと考えているので、スワップの大きい日本の証券会社(楽天証券)を使っています。
いつ始めるか
上記の通り円安相場から始めると、円高が急速に進むと大量に原資が必要となります。
なので現在の円安相場ではなかなか手を出しづらいのも事実です。
ただ、今後円が必ずしもリスク回避資産にはならないと私は考えているので、早めに開始したほうがいいんじゃないかな、と思います。
あと10年後には、世界的に問題が起きると円安が進む、という事態になりかねません。
むかしどこかに、超長期的には円安に進むという考察を書いたのですが、忘れてしまいました。
簡単に言うと、
・財政赤字
・人口減
が原因で、近いうちにリスク回避資産とみなされなくなるのではないか、と考えています。
本の紹介
以前少しまとめて本にしたのがこちらです。そこそこ売れました。
少しアップデートしようかな。