AI
先日、こっそりと個人出版を行ったKindle本の『AIと医療』おかげさまで順調に冊数がのびており、Kindleの医学・薬学本のなかではベスト100位にランクインしました。そして、本日初めてのカスタマーレビューがつきました!"勉強になりました。医療の底力を見…
AIと医療について書いた本を、Kindleで出版しました。https://www.amazon.co.jp/dp/B01GYJHGT8これまでに実用化されているセンサー、それの活用例、さらには今後予想される問題点についてまとめています。もっと様々な例を集めて、現在進行形の研究などもご…
人工知能が医療に本格的に関わると、どのような変化が起きるでしょうか。その前に一つ、医師が人工知能によって代替可能か、というお話をします。人工知能によって、多くの職業が代替可能になり、失われるのではないかと言われています。概して、そのような…
さて、ここまで医療で扱う情報をメインに話が進みました。実は、これまでの段階では人工知能(AI)は必要ありません。AIの果たす重要な役割、それは「データの解析」です。というのも、これまでお話した、24時間にもわたる生体データは、データの量が多くて…
前回までは、現段階でできることについて書きました。今回は、データのイノベーションについてです。ウェアラブルセンサーの発達によって、その人のデータを24時間ずっと計測することが可能となりました。その情報量たるや、これまでの一日に一回などの計…
これまで、センサーの種類、センサーで測定可能なもの、について述べてきました。これで、ようやく人体の活動を「変数」としてセンサーで計測可能です。現時点でもできることは幅広いです。例えば、EWSというものを以前紹介しました。EWSとは、early warning…
4. 酸素飽和度血液中のヘモグロビンと呼ばれる鉄成分がどれくらい酸素と結合しているかを測定するものです。肺炎などで肺の機能が落ちていると、十分に酸素を取り込めないため、ヘモグロビンは酸素と結合できません。ヘモグロビンは普段は黒っぽい色をしてい…
昨日は、現在実用化されているセンサーの種類についてお話ししました。では、現在のところセンサーで計測可能なものはなんでしょうか。先日も述べましたが、計測可能な代表例は、バイタルサインと呼ばれるものです。1. 体温体温は、感染症や炎症を起こしてい…
前回、センサーの話に少し触れました。その後、資料をみつけたので少し詳しく述べます。現在のセンサーはおおまかに四種類に分けられます。一つは、インプラント型、つまり埋め込むタイプのものです。"impalantable"これは、例えば薬に埋め込むことで、その…
先に述べたように、ヒトの体にはバイタルサインをはじめとする様々な「変数」があります。このような「変数」を、どのようにして人工知能へ入力するのでしょうか。ヒトが入力するようでは労力がかかりますし、書き写すときのミスなどが生じるため不正確です…
前回は、人工知能の現状について、ご紹介しました。では、医療との関わりはどのようになるでしょうか。囲碁のように簡単に進歩することはありません。囲碁とは、自分と相手しかいない、いわば変数が二つしかないゲームです。ルールも、交互に、決められた領…
AIと医療を考えるうえで、最近のAIが成し遂げた功績について紹介します。平成二十八年一月、人工知能(AI)が快挙を成し遂げました。グーグル社の開発したAIが、ヨーロッパチャンピオン ファン・フイとの五番勝負で、全勝してしまったのです。Mastering the …